投資知識

ウォルフ波動は理解しておけ!FXで重要なウォルフ波動で相場分析

ウォルフ波動は理解しておけ!FXで重要なウォルフ波動で相場分析

FXの相場分析理論は、日々新しいものが生み出されています。

今回は、比較的新しい相場理論の中でも特に有名な「ウォルフ波動」について解説したいと思います。

FXで使える!「ウォルフ波動」とは?

FXで使える!「ウォルフ波動」とは?「ウォルフ波動」は、米国の投資家であるビル・ウォルフと、その息子のブライアン・ウォルフが提唱した投資波動論です。

ウォルフ波動自体が公に公開されてから30年も経っていないので、比較的新しい波動論だと言えます。

提唱者であるビル・ウォルフ氏、ブライアン・ウォルフ氏はすでに亡くなっていますが、「ウォルフ波動の公式サイト」というものが存在しており、そこでは英語ですがウォルフ波動公式レッスンを受けることも可能です。

「ウォルフ波動」の肝は「作用・反作用の法則」

ウォルフ波動の理論の肝となる要素は「作用・反作用の法則」です。

「作用・反作用の法則」は、ニュートンの古典力学の第3原則です。

簡単に説明すると「物体Aと物体Bがあり、AがBに対して力を作用しているとき、BはAに対して反作用を及ぼす」という法則となります。

例えば床にスーパーボールを投げつけると、大きく跳ね上がりますよね?

これは「スーパーボールを床にたたきつける(=床に力を作用する)時、床はスーパーボールに対して跳ね返る力を及ぼす(=床はスーパーボールに対して反作用を与える)」とい現象が起こっているからです。

これがもし作用・反作用の法則が存在していなければ、スーパーボールは跳ね返らず、床はスーパーボールから与えられた力に対して地面の方向へ動くことになります。

そんなことはまず起こらないので、この世界は作用・反作用の法則が成り立っているということが分かります。

話を「ウォルフ波動」に戻しましょう。ビル・ウォルフは、株式や為替相場でも、自然法則と同様に作用・反作用の法則が成立すると考えました。

つまり、「相場は作用・反作用の法則に従って上下する」ということが、ウォルフ波動の肝となります。

確かに、為替相場はフィボナッチリ級数やエリオット波動論などの自然法則が基となって提唱された理論が使われることが少なくないので、作用・反作用の法則も当てはまりそうですよね。

FXで使える!ウォルフ波動のチャートパターンとトレード手法について解説

FXで使える!ウォルフ波動のチャートパターンとトレード手法について解説ここからは、ウォルフ波動について具体的に説明をしていきたいと思います。

ウォルフ波動はチャートパターンの1つですので、いくつかの条件を満たさなければそもそも見つけることができなくなっています。

その条件を満たしたうえでウォルフ波動を見つけることができれば、エントリーポイントだけではなく、そこからさらに「ウォルフターゲット」という利益確定となるポイントを見つけることもできます。

ウォルフ波動の「条件」とは?

ウォルフ波動の条件として、主に以下の2点があげられます。

  • 明確な上昇トレンド・下降トレンドである
  • ウェッジを描く

それぞれ具体的に画像を用いて説明したいと思います。

まず、「明確な上昇トレンド・下降トレンドである」ことを把握する方法です。ここでは、明確な上昇トレンドであることを確認する方法を説明します。

 

「上昇トレンド」であることの条件として、「安値を切り上げながら高値を更新する」ことがあげられます。

上の画像を見ると、

  • ①の高値を③で更新している
  • ②の安値を④で更新している

ことから、このチャートは上昇トレンドであることが分かりますね。

次に、「ウェッジを見つける」ですが、ウェッジとは何なのでしょうか?

「ウェッジ」はチャートパターンの一つで、ゴルフのウェッジクラブのような形をしたチャートのことを指します。

先ほど提示したローソク足チャートの画像も、ウェッジパターンを描いているといえますね。

この場合のエントリーポイントは、「②と④とを結んだラインをローソク足が貫いたタイミング」で、トレード戦略は「ショート(売り)」となります。

下降トレンドの場合は、今説明したことの逆だと考えてもらえればいいと思います。

ウォルフターゲットを見つける方法

ウェッジを見つけることができたら、次は利益確定ポイントである「ウォルフターゲット」を探しましょう。

先ほどと同じチャートを利用して説明します。

 

上昇トレンドの場合のウォルフターゲットは、「上昇トレンドの起点となる高値と、上昇トレンドの2回目の安値を結んだライン上」となります。

上の画像で言えば、①と④を結んだライン上だと言えますね。

以上の画像を踏まえてウォルフ波動を利用した戦略をまとめると

  • ②と④とを結んだライン上でショートでエントリー
  • ①と④を結んだウォルフターゲットライン上で利益確定

となります。

ウォルフ波動のメリット・デメリットは?利用する際の注意点も紹介!

ここまでで、ウォルフ波動を使ったチャートパターンの把握の方法と、ウォルフ波動を使った基本的なトレード方法について説明しました。

ウォルフ波動を使ったトレードは基本的に逆張りトレードとなるので、「順張りと比べると大きな利益を得られる可能性が高い」というメリットがあります。

一方で、逆張りにはどうしても「トレンドに反する」というリスクがあるため、相場の状況によっては大きな損失が出てしまうという可能性もあります。

ウォルフ波動の逆張りリスクを抑える方法としてはどのようなものがあるのでしょうか?

1つは、「長期的なトレンドで順張り・短期的なトレンドで逆張りをする」という方法です。

例えば、「日足で見ると上昇相場だけど1時間足で見ると下落ウェッジを描いている」ということはよくあります。

この場合、1時間足チャートを見て買いの逆張りエントリーをしたとしても、長期的なトレンドで見ると順張りとなります。

また、純粋な逆張りであっても、「オシレーター系指標」を使って「売られすぎ・買われすぎ」を把握することができれば、有利にトレードをすることは不可能ではありません。

「RSI」と「ウォルフ波動」を組み合わせたFXトレード手法

最後に、オシレーター系指標「RSI」と「ウォルフ波動」を組み合わせたトレード手法について解説をします。

「RSI」は、相場のボラティリティにより算出される「売られすぎ・買われすぎ」を視覚化するオシレーター系指標です。

基本的には「RSI70以上で買われすぎ、RSI30以下で売られすぎ」だと判断がされます。

「RSI」もまた、逆張りトレードで利用されるオシレーター系指標で、「RSI70以上なら売り、RSI30以下なら買い」というのが基本的なトレード判断基準となります。

それでは、先ほどのチャートでRSIを表示させてみましょう。

 

上昇トレンド時のウォルフ波動のウェッジの安値ラインを、ローソク足が下に貫いています。

ここで通常なら売りエントリーをするところですが、「RSI」を見ると「買われすぎ」と判断される70には程遠い50前後で推移しています。

この場合は、「エントリーを見送る」という判断を下すことになります。

 

では、もう少し未来のチャートを見てみましょう。

すると、チャートは再び上昇トレンドに転じていますね。

もしも、教科書通りに売りエントリーをしてしまっていたら大きな損失を出していたところです。

このような場面で無駄な損失を出さないためにも、ウォルフ波動だけではなくRSIなどのオシレーター系指標を組み合わせてトレード判断をすることをおススメします。

まとめ

以上、ウォルフ波動についての解説でした。

ウォルフ波動は比較的新しいチャートパターン理論ですが、その肝となる法則は「作用・反作用の法則」という自然法則です。そのため、フィボナッチリトレースメントやエリオット波動論と同様に信用に足る理論だと言えそうです。

ただし、ウォルフ波動を使ったトレードは基本的には逆張りトレードです。逆張りトレードは順張りトレードと比べて難易度が高いトレード手法となるので、慎重に行うようにしましょう。

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