投資知識

FXでよく聞くボラとは?FXの「ボラティリティ」を世界一優しく解説します!

FXでよく聞くボラとは?FXの「ボラティリティ」を世界一優しく解説します!

「ボラティリティ」は、FXだけではなく株や先物取引でも重要視されています。

しかし、ボラティリティというワードは投資をしていない方にとっては聞きなれない方も多いのではないでしょうか?

ボラティリティについて理解して、ボラティリティが大きくなるタイミングを把握することにより、今以上にトレード

チャンスを掴むことができるようになり、またリスクを避けることができるようになります。

今回は、FXの「ボラティリティ」について解説したいと思います。

FXのボラティリティとは?世界一やさしく解説!

まずは今回の記事のメインテーマである「ボラティリティ」の意味について、説明したいと思います。

ボラティリティとは?

FXの「ボラティリティ」を一言で説明すると、「為替の変動の大きさ」のことを指します。

FXのサイトやニュースでは「ボラ」と略されることもありますね。

「為替の変動の大きさ」は、具体的なpipsで表されることもありますし、「何%」という変動率で表されることもあります。

ボラティリティの大きさは、ある特定の期間を設定して観測されます。

トレードのスタイルによって採用される期間は異なりますが、基本的には「1日」が測定期間として設定されます。

例えば、今日の取引時間のドル円レートが1ドル=110円で始まったとします。その後、1ドル=112円まで上昇してその日の取引時間が終わった場合はどうでしょうか。

この場合、1日のボラティリティは「200pips」「2円」「1.818..%」ということができますね。

FX以外でも重要視される!ボラティリティにまつわる指標

ここまでボラティリティについて説明をしてきましたが、「1日の値動きなんて分かってもしょうがなくない?」と感じている読者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実はその認識は間違っており、ボラティリティはFX以外の投資でもかなり重要視されており、「ボラティリティの大きさの指標化」までもが行われています。

皆さんも一度は「恐怖指数」というものを耳にしたことがあるのではないでしょうか?

「恐怖指数」は、まさにボラティリティを基に算出している指数です。「恐怖指数」の英語表記である「VIX」は「 volatility index(ボラティリティ インデックス)」の略なので、一目でボラティリティに関する指数だと分かりますよね。

恐怖指数は、S&P500を対象とするオプション取引のボラティリティを基に算出しており、「数値が高いほど、投資家が相場の先行きに不透明感を抱いている」とされます。

通常は10~20の間で変動しますが、例えばリーマンショックの時は42.16まで跳ね上がっています。

他にも、2011年のギリシャのデフォルト危機時や、2015年のチャイナショック時にも大きな数値を記録しています。

このことからも、恐怖指数は株式投資に限らずFXや先物取引を含む市場全体の不安感を把握するのに利用することができると言えます。

FXのボラティリティを簡単に把握する2つの方法

ボラティリティはFXだけではなく株式や先物取引にも重要視されているということが分かりました。ここからは、FXのボラティリティを把握する方法について詳しく説明していきたいと思います。

FXの過去のボラティリティを把握する方法

過去のボラティリティは、チャート上のローソク足をチェックすることで読み取ることができます。
しかし、わざわざローソク足チャートをにらみつけなくても、ボラティリティを一覧表で表示してくれるサイトが2つあります。

1つ目は、「JFX株式会社」の「ボラティリティ表」です。
上記URLにアクセスすると、東京市場の時間帯(午前9時~午後5時)までのボラティリティの一覧表が表示されます。

また、右上のメニューで期間を指定してチェックすることもできます。

なお、JFXのホームページによると、JFXのボラティリティ表は以下のように算出がされているようです。

  • 通貨ごとの1分足4本値(始値・終値・高値・安値)を算出します。
  • この4本値をもとに5分、10分、60分、1日の時間足ごとの「高値-安値」をpipsに換算します。
  • 指定された期間の取引時間帯で、先ほどのpipsを平均したものが対象通貨ペアの平均ボラティリティ値となります。

もう1つは、「ヒロセ通商」の「ボラティリティ表」です。
ヒロセ通商は、JFXとは違い時間足ごとではなく営業日ごとにボラティリティを算出して表示しています。算出方法は以下の通りとなります。

  • 通貨ごとに、1分足4本値の「高値-安値」を算出します。
  • 算出した「高値-安値」をpipsに換算します。
  • 同営業日内の先ほどのpipsを合計したものが、対象通貨・対象営業日のボラティリティ値となります。

FXのリアルタイムのボラティリティを簡単に把握する方法

上で紹介した2つのサイトでは、過去のボラティリティを確認することができますが、現在のリアルタイムのボラティリティを把握したい場合はチャートをチェックする必要があります。

ボラティリティをチェックしたい場合は、オシレーター系の指標を利用するのが最も簡単な方法です。

FXのボラティリティをチェックできる代表的なオシレーター系としては「ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)」があります。
ATRはボラティリティの強弱を表したオシレーター系指標ですので、具体的な数値ではなく過去と比べてどのくらいボラティリティが大きくなっているかをチェックすることができます。

ボラティリティを把握するオシレーター系指標としては、他にも「HV(ヒストリカル・ボラティリティ)」があります。
こちらは恐怖指数と同様に、ボラティリティが大きいと数値が高くなり、ボラティリティが小さいと数値が低くなります。

FXのボラティリティが大きくなるタイミング・ボラティリティが大きい通貨は?

最後に、FXならではのボラティリティ事情についていくつか解説したいと思います。

FXのボラティリティが大きくなる時間帯は?

FXのボラティリティは、時間帯によってばらつきがあります。一般的に、為替のボラティリティが大きくなる時間帯としては、以下の時間帯があります。

  • アジア時間:日本時間9時~12時
  • ロンドン時間:日本時間15時~18時
  • ニューヨーク時間:日本時間21~25時

これらの時間帯でボラティリティが大きくなる理由は、主要国で取引が活発的に行われるタイミングであるからということは説明する必要もありませんよね?

ちなみに、この中でも特にボラティリティが大きくなる時間帯はニューヨーク時間です。

ボラティリが大きいタイミングに取引をしたほうが大きな利益を得られるのは当然ですので、FXの多くのトレーダーはニューヨーク時間にトレードを行います。

私たちも、できるだけボラティリティが大きくなりがちな時間帯にトレードをするべきです。

FXのボラティリティが特に大きくなるタイミング

FXのボラティリティが特に大きくなるタイミングとして、時間帯以外に「重要な経済指標発表」「世界情勢にかかわるイベント時」があります。

これらのタイミングには、これまでのトレンドとは関係ない方向へ大きなボラティリティでの為替変動が起こる場合があるので、トレードをすることはあまりお勧めできません。

まとめ

以上、FXのボラティリティについての解説でした。

ボラティリティはFX以外の、株や先物取引でも重要視される要素です。ボラティリティが大きくなるタイミングを把握

することにより、チャンスを増やすこともリスクを避けることもできます。

ぜひ今回の記事でしっかりとボラティリティについて理解しましょう。